通販で購入した「ハッピープライドとか言ってられないクィアのためのZINE『BELOW』」を送っていただいた。封筒を開いたらすてきな梱包で、すごいつかまれた。
私は何につけても梱包的な要素が苦手で、これまでリソースを割いてこなかった。「中に入れるもの」を仕上げることに力を投じてきた。けど、こういうすてきさがつかむ心、動かされる心というのが確実にある。「さあどうぞ」と渡される外装のわくわく感。箱を開けたら「うわあ……!」となるような詰め方。封筒を開けてとりだしたときの多幸感。いわゆる「体験をつくる」というのは、こういうことなのだろう。
かわいいすてきな外装には心を奪われるものがある。そのつかまれた勢いで、中身への関心がぐっと高まる。封を開けた人をつかんで離さない力。そういうことの大事さを実感した。
ZINEなので肝心なのは中身の話なのだけど、ひとまず外側の話で失礼……。