久しぶりに校正仕事をご依頼いただいた。ありがたや〜。
校正はいつやっても、何度やっても、どこまでエンピツを入れるべきか、その境目を見失いそうになる。
「だいたいこのライン」と見当をつけていても、みていくうちにそのラインが少しずつどんどんずれていく。そして最後に調整することになる。
少し前に、ご依頼いただいた方に言われた「(わたし)さんの校正はおなかいっぱいです!」という言葉を、いまでも数日に一度は思い出してしまう。
相手は古い知人でそういうことを言い合える状態であるし、その案件では「おなかいっぱい」の指摘が結果オーライとなったのではあったが、それでも反芻してしまう。
難しい。
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月末恒例の金勘定をして、引落口座にお金を入れた。苦。
ついでに、健康保険と所得税と住民税の試算をした。
……ああああああ、もっと早くやっとけばよかったあああああ。
うん知ってた、こう思うって。だから自分のせい。全部わかってる、でももっと早く、ううう……となった、案の定ね。
持続化給付金が課税対象というのがほんとうに許せん。
ま、しょうがない、もうもろもろしょうがない。
せめて明日から確定申告の準備をして、試算の精度を高めつつ、年明けのリソースを確保することにする。
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住んでいる集合住宅の設備点検があった。
担当の方を家に入れるとき、母に猫を抱っこしてもらっていたのだが、担当の方を見るや否や母の手を振りほどいて部屋の奥へ逃げた。
こうした点検はこれまで何度かあったが、こんなに逃げまどう猫は見た記憶がない。
母曰く「持っていた棒が、掃除機のホースに似ていて怖かったのではないか」とのこと。なるほど、そうかもしれない。
猫の脱走対策は万全にしており、家族にも厳重な注意を要請しているが、たまにちょっとした気の緩みが見えるときがある。
けどこの、いざというときに人の手から脱しようとする力はとても強く、改めて「ちゃんと注意してもらわねば」と思う。
そして、非常時用のハーネスも購入せねばならんと思う。
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校正に続き、文字起こしの仕事。
今回は「(気持ちのうえでは)カンペキ!」という仕上がりで(あくまで自分の気持ちのなかでの比較だけど)、しかもそれが猫が寝ている間にできたということで、久しぶりに「成し遂げた」という高揚感を得た。
しかし、目の前に仕事があるだけでこれほどに頭のなかがクリアになり、それを片付けただけでこんなに晴れやかな気持ちになるとは、我ながら驚く。
仕事がなくても「為すべきこと」はあるのに、自分がそれをできていないだけなのに……「すること」を人にもらえないとだめなのかと、かなしくもある。
が、もう今日はこの高揚感にひたってやれ! とばかりに、猫と遊び、机の上を片付け、本棚を整理して、高揚感を積み増してやったぜ。今日はもう寝るぜ。