外出

宮崎県で震度5弱の地震。地震こわい。元旦の地震から丸3カ月以上経ってなおの惨状を毎日見せられている今、そのこわさは増す一方だ。さらに、戦争の恐怖が日増しに近づいている今、戦争中に大震災などということになったらどうなるか。想像が追いつかないぐらいこわい。地震はとめられない。けど、戦争はひとが防げるものだし、災害発生時にひとの生活や尊厳を大事にする政治をすることもひとが行うことができる。大震災が来る前に、災害時にすら人権を守ろうとする気がない政権&戦争したがる政権はおろしたい、せめても。

打ち合わせのため外出。道中、留守番する猫をカメラで見てみると、トイレしたあとの大半の時間はおとなしく香箱座りをしていたようだった。出かける前に遊んだのとご飯を食べたのがよかったのかもしれない。少し経って母が帰ってくると、足にまとわりついて甘えていた。

対面での打ち合わせは久しぶりだったので、出かけて対面で打ち合わせをするというその行為自体に若干の緊張があったものの、気心の知れた相手だったこともあって会えば楽しく終わった。そのひとが飼っている犬とも会わせてもらった。人なつっこく、終始元気にはふはふ飛びついてきてとてもかわいかった。その仕事のために新しい勉強もできそうでうれしい。このひととは早30年近くのつきあいになる。30年! 書いてて驚く。人間関係を維持することの苦手な私がこうして一緒に仕事できているのは、ひとえにそのひとの「人間関係構築のうまさ」によるものだ。ありがたい。

帰りがけ本屋に寄り、その仕事の参考資料を購入する。技術書を表紙と説明書きで選ぶのは難しい。価格も高いので「外れたら別のを買えばいいかー」というわけにもいかない。人気のジャンルは図書館でも多くのひとが予約しており、すぐには読めないことが多い。そういう本はリアル書店でパラパラ見比べて選びたい。今日もそういう本を選んで買った。しかし高い……。

今年の百想芸術大賞は5月7日(火)だという。今日はそのノミネートが発表されていた。わくわくする顔ぶれ。でも今年は、そこにいないひとがいる。いたとしてもノミネートされていたかどうかはわからない。でもそういうことではない圧倒的な不在がある。

去年の百想は日本のGW前で、入管法改定案が衆議院法務委員会で通過してしまった日だったな、ということも思い出した。

【今日読んだもの】
東京15区補選、候補取り下げ 共産、立民新人支援(時事通信、2024/4/8)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024040800812&g=pol

「見返りは民主主義」を掲げたはずの2021年衆院選の「野党共闘」と、この2024年4月の「候補一本化」は、もうまったく違うものになってしまった。なので、「よーし、一本化した野党候補を応援するぞ!」と無邪気に考えることはもうできない。思うことはくそほどある。しかし現時点で8人立候補とは……。

2024年3月 リニューアルのご案内(アイシア、2024/3/25)
https://www.aixia.jp/news/newsrelease/page_5600/

先日店員さんからうかがった、うちの猫が食べているウェットフードのリニューアルに関するメーカーからの案内。

このフードは「内容量そのままで値上がり」期も経ているし(それはそれでもちろんしんどかったけど)、着色料・発色剤不使用になるリニューアルは悪くないと思うから、今回のシュリンクフレーションを含むリニューアルに「クッソー」と思う気持ちはそれほどはない。残念だけど。けど、この「リニューアルのご案内」に内容量の変更(70g→60g)を書かないのはよくない。

私はそのことを知っていたけど、そうでなければ、この案内からシュリンクフレーションを読み取るのは困難だ。「パッケージのデザインを変更しました」といったって、おそらく同じような大きさのパウチで、ほぼ同様のデザインであれば、内容量が変わっているかどうかをチェックすることなく買ってしまうだろう。少なくとも私は。そうして気づかずに買ってしまったかもしれない。

人間の食べ物では、黙って内容量を減らされるのがもう日常茶飯事になってしまっている。その流れでいえば、何か買い物をするときに内容量を確かめる警戒心はもって過ぎるところはないだろう。でもこれは猫のフードだ。小さい体の猫の命にとって、食事の影響は大きい。私が話を聞いた店員さんも話していたが、内容量が変わるということは1袋あたりのカロリーが変わるので、猫への出し方も当然変えなければならない。人間相手に黙って量を減らすのとは意味が違う(と私は思う)。

消費者としてメーカーに全幅の信頼を置くものではないとは思うし、実際そこまでの信頼を置いているわけではない。けど、それでも、これまで一定の信頼を置いて購入していた。大事な猫の命をつくる食事だ。内容量の変更もきちんと明示してほしかった。そこをごまかされるのは、メーカーと消費者の間に信頼関係など成立しないのだと言われているようでかなしみを感じる。

花開いたチューリップが並んでいる。色は白に黄色の差し色が入ったもの、赤紫っぽいもの、明るいピンクなど。
花開いたチューリップをななめめ上からアップで撮った写真。花の色は白地に明るいピンクがかかったような感じで、花の中のおしべ・めしべがのぞいている。

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