「これがあれば」

仕事を数件、バシバシと遂行する。うち1件は、事実確認中心の校正だった。私が請ける校正の多くは紙原稿で、指摘のエンピツは文字通り鉛筆で書き入れる。エンピツの書き直しは紙を傷めて指摘を見づらくするし、時間のロスにもなるので避けたい。だから私は、最初に全体をざっくり見て、入れるエンピツの見当をつけるようにしている。事実確認の校正は指摘が文章になりがちなで、特に注意を要する。余白のあまりない原稿の場合はなおさらだ。

そうやって気をつけていても、やっぱり「ざっくり」は「ざっくり」なので、2回目、3回目と見ていくにつれて指摘が増える。そして、最初につけた見当が変わってしまい、せっかくきれいに書いた数行の指摘も消して書き直すことになる。データだったら移動とかコピペで対応できるのになあ……とはつい考えてしまう。

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Twitterが悪い方向にどんどん変わってきている。問題はいろいろあるけど、そのうちのひとつは「今後はどこでネットプリント情報を探すのがいいだろう」ということだ。私が知る限り、「ネップリ出しました」情報が広く流通していたのはやはりTwitterだったから。とりあえずInstagramでハッシュタグをフォローしたけど、今のところ「これがあれば大丈夫」とはいかなそう。

ネップリ、イラスト系が多い印象がある。私が読みたいのは日記やZINE、冊子などのネップリなのだけど、それだけを抽出するのが難しい。Twitterでは「ネットプリント ZINE」「ネットプリント 日記」などのように検索語を足して検索していたのだけど、そうすると「ネットプリント」だけ書いてある投稿を見逃してしまう。

「ネップリつくった方、このフォームに登録してください! 情報共有しましょう」みたいなやつ、あったら使ってもらえるのだろうか。それよりも、自動でネットをクロールして情報を集めてくるとかするほうが効率的だろうか(プログラミングは勉強しなければならないが)。

7月は国際ZINE月間だったらしく、アクティビティカレンダーというのがあってやってみたいなと思っていたのに、全然できなかった。

ぽんつく堂さんのすりすり会にも参加するつもりだった。途中までつくりかけていた。けど、ショックな出来事があって回復に時間を要し、締め切りに間に合わなかった。そもそも着手が遅すぎた(どういう内容にするか、全然決められなかったのだった)。この挫折感もけっこうあとをひいている。

7月も残り少ないけど(「え? え?」ってなるけど)、どうにかネットプリントはつくるぞ、という意気込みをもち続けよう。

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