9月16日に、大椿ゆうこさん主催のイベント「手芸しながらおしゃべりしようvol.1」があるそうだ。この内容がとにかくいいんだ。
〈顔を突き合わせてお話しするのはなんだか緊張するもの。作業をしながらだったら話しやすいかも?と企画しました。
大椿ゆうこInstagram
大椿ゆうこと、手芸をしながら社会や政治のことについてお話しましょう☺️〉
〈「思いついた人」=大椿ゆうことなっていますが、正直に言うと元ネタがあります。
2023年9月16日(土)「手芸しながらおしゃべりしようvol.1」(大椿ゆうこOfficial Site)
(略)
「目を合わせないで自己紹介もしないでなんとなく吹き寄せられた落ち葉みたいに出会って雑談したい」と思って始めた会でした〉
〈互いに手仕事をしながらだと、さっき出会ったばかりなのに、前から知っていたかのように会話が弾み、素直な言葉があふれ、距離が近くなる、そんな経験をいくつもしてきたからです。
(略)
そして、手仕事をしながら交わし合う言葉の中に(それは多くの場合、その人の個人的な体験なのだけど)、社会を考えさせられる、そんなエピソードが溢れていることに気づいたのです。そんなわけで、手仕事をしながら(手芸じゃなくても、領収書の整理とか、チラシでゴミ箱作るとかでもOKです)、みなさんとおしゃべり出来たらいいな、国会のこと、気軽に質問してくれたらいいなと思っています〉
2023年9月16日(土)「手芸しながらおしゃべりしようvol.1」(大椿ゆうこOfficial Site)
土曜日なので私は参加できないけど、このイベント、「参加したい」という観点でいいなと思ったのももちろんあるけど、「こういうのをできたらいいな」という観点でもいいなと思った。
はねださんの「まちかどAronespace」をいいなあといつも思ってるのもそれで。「ZINEつくりながらおしゃべりしよう」もやってみたい気持ちがある。
もっとも、ひととのリアル対面もおしゃべりも苦手な私が何言ってんだって自分でつっこんじゃうけど……。でもこの「おしゃべり」は、これからすごく大事になると思うんだ。生存のための抵抗の活動形態として。だから、書くだけ書いとく。
それはそれとして、もし自分がこのイベントに参加するとしたら、何を持っていくかな、何をするかなと考えてみる。
今ならやっぱりぬいぐるみを縫うかな。家で布を切っていけば、持っていく荷物もそれほど多くならないし、作業スペースもさほど必要ない。刺繍や編み物をしている方ならジャストフィットしそう。
羊毛フェルトは、ニードルは手元をガン見しないといけないし、水フェルトはまあ無理だよね……。小さい織物はいけるかな。レジンは難しいな。
手芸以外だったら、案内に書いてあるようにレシートの整理がいいかも。過去に確定申告したレシートののり付け(←ためてる)もありだな。数独は思考に熱中してしまいそうだからな……。
◆◆◆
芸能界で歴史に残る凄惨な性加害を許す土壌となった芸能事務所の記者会見が午後にあった。見るつもりではなかったけど、YouTubeで出ているというインボイス制度の広告を見たかったのと、中継音声のいい動画を探していて、結局見てしまった。
でも見るべきだった。この性加害を許してきた社会に生きる大人として、見るべきだった。全部で4時間にもなる長丁場で、最後の1時間ほどはまだ見られていないけど、できれば全部見ておきたい。
すべての発言、質疑応答につっこみどころがあり、ここにはとても書ききれない。最初をMastodonで実況投稿していたけど、どんどん長くなるツリーが葛藤の最中にいるひとを傷つけそうでやめた。本当にひどかった。件の事務所は、性暴力のことも、組織運営のことも、権力勾配のことも、人権のことも、まったくわかっていなかった。本当にひどかった。
今回の社長人事を見ていて、日本という社会にはそもそもマネジメントというものを軽視している土壌がある、ということを思い出した。組織運営やひとのマネジメントのことなどろくに勉強もしていないだろう人物がマネージャーというポストに就く場面は、日本プロ野球の監督人選でもよくみかけるし、会社に勤めていたときにもさんざん遭遇した。
マネジメントを軽視しているということはひとを軽視しているということで、本当に腹が立つ。今回の件も、そのあらわれのひとつなのだろう。そういう社会に巣くって権力でがんじがらめにしてきた組織であり、そういう組織もそこで引き起こされてきた性暴力も許容してしまう社会である、ということなんだ。
1件のコメント