月末の最後の1日の22時か23時あたりには、ちらっと「ああ、もうすぐ……」と月末であることを意識する。で、仕事していたりSNSめぐりをしていたりして25時近くなって、「あっ、越えてた」と気づく。そこからあっという間に5日、6日になる。5日、6日になったと思ったらもう一足飛びに11日、12日だ。その次はもう24日、25日あたりにいて、引き落としの額と口座残高を確認する作業をギリギリで済ませる。そして月末へ。
最近の私の1カ月はこんな感じで、体感5日ぐらいで大股で過ぎ去っていく。8月下旬、100円ショップにハロウィングッズが並び出したのを見たのは、ついこないだだった。9月あたまに「そういや去年は今頃、カルディでハロウィングッズ買ったな……」と思い出してから、10月末に「ハロウィンの出しものの準備、ノーアイデア!!」と焦り出すまでも、一瞬だった。
関係ないけど、季節の記録に「ハロウィン」が出てくるの、ハロウィンに思い入れがあるひとみたいだな、と書いてて思った。私は、この「世」が当たり前のチョカに対してちょっとしたもてなしを用意するだけで、自分自身は仮装もしないし思い入れもない。子供が楽しいならそれでいい(大人も楽しみたいひとは楽しめばいい)と思っている(ただし、渋谷や池袋の件について思うところはある)。
話を戻すと、そういうふうにギュンギュン過ぎていく日々のなかで、日記のことは忘れてはいなかったけど書けなかった。最初は時間がなかったのだけど、そのあとはなぜかちょっと気が済んだような感覚をもつ時期があって、日記を書けないことにあせりを感じなくなってしまった。3冊目のZINEをつくったバタバタからの達成感みたいのがちょっとあった気がする(見事に売れていないけど)。
手元では、日記の続きをちょこちょこメモってはいたのだけど、そうしている間にいろいろあってブランクができて、そうするといつもの「ブランク後にまた書き出すこわさ」がやってきて……というパターンに陥っていた。
10月は身内の体調不良があり、仕事がいくつか延期になって暇々になってしまい、その時間で何をなすべきかうだうだと悩み続け、そうしている間にSNSは文フリ東京の話題で盛り上がってい(るように見え)て、何よりイスラエルによる大虐殺が止まることがなく、心中はとても忙しかったけど実際に何かできたと思うことは何もなかった。そういううだうだをこそ書けるのが(そして書き留めておきたいのが)日記なんだけど、うだうだしているときに目の前のテキストエディタに自分の心中を書き出し直視するのはとても気力がいることで、私にその気力がなかった。そしてうだうだし続けた。あるとき、Duolingoで「I lost my way」という例文が出てきて、「そりゃ私のことだわ」と思った。
そうして私がうだうだしている間に、いろんなことを見事に言葉にして表に出しているひとがそこかしこにいる。何かをずっと続けてきたひと、たとえばずっと日記を書き続けてきたとか、ZINEをつくり続けてきたとか、そういう時間に私がかなうことはもはやない。そのことを直視するのはつらい。私の時間はなんだったんだと、手からこぼれた砂の多さを悔いてしまう。けど、私は私の自分のグラフの横軸を自分で進めていくしかない。
というところからまた始める。書き切れてないけど、ひとまずここまで。
◆◆◆
今日もご飯、猫、仕事、SNS、仕事、猫、SNS、ご飯、Duolingo、仕事、猫、仕事、SNS、お菓子、仕事、猫、寝る、みたいな感じだった。午後は高橋美香さんがゲスト出演されていたゴールデンラジオを久しぶりに聞いた。前日の晩にアクセスできなかったarab.orgのパレスチナ支援のページは、今朝無事アクセスできた。Twitterで教えていただいたように、アクセス集中によるものだったのだろうか。
今とりかかっている校正の仕事、さすがにちょっとスピードアップしないと……と思って今日は比較的集中していたけど、ページが全然進まない。まだ1周目も終わってないのだけど……なぜだ? 指摘することが多いからだ。もちろん私の仕事の遅さもあるけど、見るとこが多いんだ。そうだと認識して、ちょっと気が楽になった。
今日は日中はあったかくて、プルオーバーを脱げた。が、夕方あたりから急激に冷え込んできた。昨日とうとう、USB接続であったかくなるスリッパを出してしまった。一度出すと使いたくなる。実際、手足が冷えると仕事ができないので……。湯たんぽとUSBスリッパ、やかんでお湯をわかすのと電気のポットでお湯をわかすの、それぞれの費用を計算して比較しておかないといけない。あずきのチカラのレンジも。
ひざかけ毛布、寝るときの掛け布団はもう導入済み。あと余力として残っているのは、重ね着、スウェットのズボン、靴下2枚重ね、マフラー、そして暖房。
パレスチナの惨状(イスラエルの戦争犯罪)、宝塚の会見、国立大学法人法の改定が審議不十分のままものすごいスピードで国会で採決されようとしていること、「万博機運向上」などという名目には30億円という大金がポンポン投じられること、民間企業の営利事業の一環で行われるパレードに公務員が無償でかり出されようとしていること……なんかもう怒りが追いつかない。大半の根源は自民党の存在にある。問題の根本は岸田政権ではなく自民党であって、自民党を覆さないと明日はない。世界は、とにかくパレスチナをなんとかしてくれ。
昨日Mastodonに投稿した「読み上げられる電子書籍のつくり方、緩募」は、いろんな反響を拝見できてよかった。ちゃんと整理して、自分で手を動かして、得たものをフィードバックしたい。そのためにも、まずは目の前の仕事を完成させないと。
私は自分のすることに価値を見出せないことが多く、呼び掛けるようなことはわりと苦手だけど、この10月には改めて、自分がひとりで心中にためこんでいても何も進まないし自分も苦しいということを思い知った。呼び掛けて反応がなかったとしても、それは自分の外に出してみないとわからない。今後はできるだけそういうことを(必要に応じて)(ほかの誰かを侵害しないように注意して)してみようと思う。少しずつ。