家内人口密度が多い日でストレス。国立大学法人法「改正」案が参議院の文科委員会で強行的に採決にかけられてしまうのではないかと気がかりだけど、とりあえず仕事をする。
インタビュー記事の執筆。インタビュー内容をベースに、おおまかに“かたち”をつくっていき、周辺情報を盛り込んで細部をつくりこみ、加えた分ほかをそぎ落とす。全体を俯瞰して、また細部を加えてはそぎ落とし、全体のかたちを決めていく。昨日まではその全体のかたちがまったく見えなかったけど、今日はその途中で突如として全体の構成がくっきり見える瞬間が訪れて、「仕上げられる」という確信を得た。ただ、文字数を削る作業はやっぱり苦手だ……。インタビュー記事は特に、インタビュイーが話したことをできるだけ削りたくないし。
参議院の文科委員会では、やはり採決が強行されてしまった。賛成多数で可決。これで最後に参議院本会議で可決されれば、法案は成立してしまう。これを止めるには、野党が内閣不信任案を出すしかない。出せば止まるのかどうかというと、もしかしたら出しても採決を止められないのかもしれないけど、出さなければ確実に止められないだろう。
当該法案に関し検討過程を示す文書が残されていないとか、法案の内容に重大な懸念が指摘されているとか、審議不十分のまま数の力で採決を押し切るとか、そういうもろもろに問題があるのはもちろんだし、それ以前に、今の自民党に法案を押し通す資格があるとでもいうのか。ないだろうどう考えたって。