昨日よりは、少し晴れている。起きたら母がもとはサコッシュについていた合皮のひもで猫と遊んでいた。こういうひもも好きなのか。よく見てみると、太さや質感や動き方がヘビっぽく見えるときがあって、これはいいのかもしれないと思った。そのあと結束バンドも出してみたところ、やはり遊んだ。手持ちのおもちゃ、どれも飽きてきちゃったけどよさそうなのが見つからないな……と思っていたけど、当分は買わなくてもよさそうだ。
そういえば、昨晩はアップルの発表会であった。新製品の情報と価格のまとめを見てそっ閉じ。ただ、そのなかで発表されたというiPadのCM動画はそっ閉じできなかった。巨大なプレス機が楽器や画材を押しつぶし破壊する光景は、まっさきにパレスチナのこと、イスラエルの虐殺を想起させた。端的に言ってグロい。絵文字を模したようなボールがつぶれる様も本当につらかった。
仮にこれがラファ侵攻開始直後の5月7日というタイミングでなかったとしても、仮にイスラエルによる大規模攻撃が展開された2023年10月7日以来のことがなかったとしても、世界のあちこちで侵略行為が行われ生活や命が奪われているのはずっとそうなのに、2024年に意気揚々とやる表現がこれなのかというショックがある。別にアップルに思い入れもなく、便利な道具として使っているにすぎないけど、道具として使うことすらいやになる動画だった。
猫に昼ご飯を出そうとしたら引き出しの猫フードが少なくなっていたので、引き出しを床に置いて在庫を取りに行った。在庫は私の部屋のクローゼット、すぐそこだ。猫はそれほど空腹ではなさそうだし、引き出しから取り出すこともできないだろう。そして猫は、ふだん閉まっているクローゼットを探検するのが好きで、開く瞬間を逃さない。猫の関心は置いたままの引き出しよりクローゼット(を開ける音)に向くだろうと思った。
クローゼットを開くには、一旦部屋のドアを閉める必要がある。ドアを閉めてクローゼットを開け、在庫を取り出す。クローゼットを閉めて部屋のドアを開けたら、探検したがっている猫がすぐそこで待っているだろうと私は予想した。ところが猫は、引き出しのすぐ横にいて、引き出しから取り出したパウチを見つめていた。私は「しまった(油断した)」と思った。猫は猫で「しまった(見つかった)」と思っているように見えた。パウチには歯形の穴があいている。うまく取り出すものだな。朝ご飯用のパウチだったけど、そのまま昼ご飯に供した。
イスラエルによるラファへの侵攻はとどまる気配をみせず、GWが終わった通常国会では「悪」としかいいようのない法案が次々と審議入りし、数の横暴で可決されてゆこうとしている。元気も出ようはずがないけど、生きるためにどうにか仕事をしてどうにか1件納品した。ここ数日、積ん読を読む活動への参加を逃している。明日は参加したい。夕食のおともは引き続き「ヴィンチェンツォ」。
アルコールタイプのリステリンを使い切ったので、買ってあったノンアルコールタイプを使いはじめている。第一印象は「水みたいだな」。ノンアルコールタイプをふつうの水だとすれば、アルコールタイプは強炭酸水か。アルコールタイプのビリビリする感じはいかにも効いてる感があり、嫌いじゃない。でも必須ではないな、なくても別にいいといえばいいな。ただし、「本当に効果が変わらないならば」。効果、本当に変わらないのかな……口腔衛生を保つ頼りにしてるので。それはそうと、そろそろ歯科検診にも行かねばなるまい。