今日絶対に終わらせたい校正仕事があり、朝から着手。部屋の向こうでは親が自室の掃除をしておりバタついていたので、イヤホンをして集中を試みる。両耳イヤホンをすると猫の声を聞き取れないので自分から定期的に猫の様子を見に行くことになり、結局集中は削がれるわけだが、致し方ない。が、今日は幸いおおむね視界のどこかにいたので、ときどき目で追いかけることができた。
その環境がよかったのかわりと集中できて、仕事は夕方に完成。宅配で納品するにあたり明日集荷に来てもらうか、これからコンビニに出しに行くか……と考えたところで「コンビニに行くならついでに営業所に行けば今日発送分で送れるし、ドライバーさん方の手を煩わせることもないし、その近くのスーパーで買い物もできるのでは」と思いつき、実行。
納品物を発送し、スーパーへ。日曜日の夕方とあってまあまあ混んでいる。一番欲しかったシートタイプのスポンジケーキはなかった。去年どこで買ったんだったかな……。帰りにまあまあ混んでいるバスに乗ることを考えるとそんなに大荷物にはなれないので、買うものをある程度はセーブしたけど、ある程度は買ってしまった。帰り道はすでに暗かった。看板や手元や何かを見ようとしても認識しづらく、スマホの懐中電灯モードをたびたび使った。できないことが増えていく自分を自覚する。でも月はきれいに見えた。
今日は朝からいい天気で室内も暖かく、久しぶりに窓を少し開けて換気していたところ、夕方までそのままにしていたらさすがに少し冷えた。冷えてきたな……と思いながらも、窓を閉めるためには立ち上がらねばならず、のってきた仕事の手をとめたくなくてそのままがんばってしまったのだった。そうしてそのまま外に出たので出発時はまあまあ冷えており、家に帰ったら久しぶりに湯をためてつかるか……と考えていた。その後動き回ったことで体温はわりと回復した感じがあったけど、最近はどうも思いついたことを実行しないではいられないようになってしまい、湯をためてつかった。
好きな入浴剤のにおいをかぎながら、ナンプレをする至福。久しぶりに満喫して浴室を出たところ、今まで感じたことのないようなひどいだるさが襲ってきた。棚の上のほうに着替えを入れてあるのだけど、自分の上方に手を伸ばしかごを取り出すのもしんどいぐらいのだるさ。タイツとズボンは床に座って履いた。入浴はさほど長時間でもなく、温度差もそんなにあったわけじゃないと思うのだけど……何が起こったのかはよくわからないが、先般聞いたとてもつらい訃報のことなどを思い出す。
しかし風呂(お湯をはってつかるほうの)、ここまでの著しいだるさではないにしても、出たあとにだるくなるのはいつもなんだよな。だから、「そのあとの時間を溶かしてもいいとき限定の贅沢」という感じが個人的にはある。
そもそもなんで風呂が久しぶりだったかといえば、光熱費を気にして控えてきたからであって、私にとっては何重にも贅沢な行為になってしまったような感覚がある。でも、風呂に入ってあったまる、清潔を保つ、疲れを癒やす、気分転換する……そんなことが「贅沢」になってしまう社会のほうが間違っているとやっぱり思う。
風呂を出てご飯を食べて「光る君へ」の最終回を見て、ぐらいの時間が経ってもやっぱりだるさは残っていて、手も足も動かせなかったので、SNSを見て回ってぼけーっと過ごしてしまった。