年末、年始、そして半月

12月の一時期、仕事と、ボランティア活動と、姪の誕生日祝いと、なんじゃらかんじゃらが集中して、久しぶりに目が🌀🌀となる日々があった。そこからまた、日記が途絶え途絶えになってしまっていた。また暇になっていたのに、少し間隔があくとすぐに書くのがこわくなってしまうのだった。
この、「ちょっとブランクができるとこわくなる」はいろんなジャンルで起こっていて、ほんとよくない弱虫癖になってしまっている。こわいんだよね、自分の「できなさ」を直視するのがさ……。

いいんだよわたし。すぐれた文章にならなくても、この文章が実利を生むことがなくても、自分が満足するのが一番大事なんだから。
もちろん書かない選択肢もあって、それで自己嫌悪を感じなくなるなら、書かなくても生きていけるなら、それでもかまわない。
でもわたしはそうじゃないと思うから、気軽に、メモとるつもりで、書き留めてみようではないか。
そんなような投げかけを、自分にしているところ。
この間、ほかの方のツイートで知ったジャーナルアプリなるものをスマートフォンにインストールしてみたりもしたのだけど、だめだった。スマホで文章を書くの、いまもなお本当に苦手。

12月は何といっても、「姪の初めてのお泊まり」「姪の誕生日祝い」がメイン中のメインイベントだった。
夜ご飯を食べても夜が更けても姪がうちにいるというのはとても新鮮な光景だった。布団の上で暴れたのも楽しかったし、昼寝じゃない姪の寝顔を眺めることができたのはこれまで生きてきたご褒美だと思った。翌朝姪が帰ったあと、母が「帰っちゃうとさみしいねえ」というようなことを冗談めかしてこぼしていた。この人が自分の感情を口にするのはとてもめずらしいことだ。それだけの時間だったんだよね、わたしもそうだったよ。

あと、妹夫婦から誕生日プレゼントにいただいたギフト券で、ペンタブレットを買った。
『あしながおじさん』でジュディがおじさんから小切手をプレゼントされ、「これはお父さんからもらったもの」「これはお母さんから」……という設定で自分にプレゼントを買った場面を(詳細うろ覚えだけど)思い出す。
(ジュディのあれは、会いにも来ず手紙と小切手で済ませるおじさんへの皮肉やさびしさもこもっていたと記憶しているが、わたしがいただいたギフト券はわたし自身のリクエストなので、妹夫婦には120%感謝のみがある)

目の前にノートも鉛筆もあるのにペンタブなんて贅沢かなと思ったが、仕事でも使うしと、ええいと、清水の舞台から飛び降りた(金額の多寡ではなく、気持ちの問題として)。
結果、おえかきの楽しさと思うように描けない苦しみを味わっており、「やっぱり絵画教室通いたい」の気持ちを再燃させている。
「このまま手癖で描き続けてもきっと上達しないだろう」とわかるのは、子供のころと大きく違う。特別うまくなくてもいいのだけど、手をすらすらっと動かせるようになりたいので、勉強方法を見つけて、1日か2日に1つは絵を描いて、絵を描く習慣をつけようと考えている(実行する!!)。

年明けは、挨拶にきてくれた姪家族が帰るときに見た、お父さん(わたしの義理の弟)と手をつないで帰る姪の後ろ姿が印象に残っている。だっこをせがむでもなく、しっかり手をつないで、自分の足で歩く姪の姿。
あと、お餅がびっくりするほどおいしかった。去年と同じお店で買ったお餅、味を知っているお餅なのに、つきたての餅が本当においしく感じられた。来年は生食用にもう1枚買おうかと思うほどだった。

あとは「ああ仕事ない、ああ仕事どうしよう」であわあわしている間に、緊急事態宣言が発出され、1月の半分が過ぎ去った。
毎日のように政治に怒っていた昨年の春を思い出す。あれからもうすぐ1年になるのにね、と思うと怒りが倍増する。

わたしは友達もいないしテレビもほとんど観ないので、今のリアルの人々(許可局でマキタさんが「国民」と称したような人々)の実態をほとんど知らない。他方、新型コロナウイルス感染症が危険であることは知っているつもりだ。
だから、この期に及んでもなお不織布マスクをしない人の行動原理も、忘年会やら会食で感染するような人々がどうして自らの健康をふいにするような行動をとるのかも理解できない。
でも、尊敬に値すると思っていたプロ野球選手が「初詣は行こうと思ったが、混雑してるかもだったので行かなかった」と語ったという報道を見たとき、この人ですらこう思うことができてしまうのが今の日本のリアルというものなのかと身に染みた。トランプ関連の陰謀論の横行もしかりだ。

2月には、待ちに待っていたある1日教室に参加する予定があるが、今のこの状況では、教室側が延期or中止を判断するか、わたしがキャンセルするか、どちらかだろうなあと悲観中。教室に参加人数や換気方法などを問い合わせたうえで、間際までもがくつもりではいるけれど……。

久しぶりに、仕事以外で長い文を書いた。楽しかった! とりあえずこれでいいんだ。

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