下るジェットコースター

(以下、猫の嘔吐物に関する表現があります)

夜中に出しておいた猫のご飯は、朝にはたいらげられていた。
それを見て安心し、さっそく今日のご飯を……と出したら食べない。ちゅーるはどうだ。食べない。別の味はどうだ。食べない。しょうがない、消化に悪いけど猫の好きなドライのフードを。食べない。
昨日、あんなに食べてあんなに元気になってたやないかーい。なんで病院の休診日に限ってこうなる……。このジェットコースターに、もうついていけない。

昼には空腹によるものと思われる泡を吐いたので、ひとまず何か少しでも口に入れさせなければと思い、ちゅーる半袋を歯ぐきにつけてなめさせた。ほぼ強制給餌だ。
強制給餌はしたことがある。FIPで亡くしてしまった猫に、最後に強制給餌をした。あのときの感情を思い出すのは今でもつらく、記憶と感情を奥底に沈めて蓋をしたままになっている。
今回は目の前の状況に対する必死さで、泣く余裕がなかったのが幸いだった。

午後もほとんど食べなかったが、それでも口の周りペロペロはなく、多少遊ぶ様子も見せていたので、回復傾向にはあると思う。
それでも、嘔吐が始まってから早5日目だ。いつになったら治るのだろうか。薬も与えられない私が何を言う権利もないが、とにかくかわいそうだ。

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