久しぶりになってしまった日記ZINEをつくっている。
日記なので、要素としては「見出し」「本文」「イラストまたは写真」「ノンブル」「飾り罫など」ぐらいなのだけど、レイアウトは毎回なんとなく変えている。というか、収まりのいいレイアウトを模索している。
今回は日記本体に加えて、猫のフードのパウチの観察日記をコラム的に添えている。少し前からパウチが切れにくくなり、ガビガビになることが増えたことから、記録として切り口の写真を撮っていたもの。
こうして日記に添える使い方をするとは思ってもみなかったけど、定点観測の記録というのはおもしろいものだな。撮っておいてよかった。できれば簡単なメモも添えておけるとなおよかった。それは写真を撮っているときから思ってはいたんだ。ただ、このパウチを開けるのが寝る直前で、スマホで寝る前にメモする気力がわかなかったんだ……。次に何かを観察するときはそれを思いだそう。
で、日記本体の見出しと本文、パウチ観察の見出しと本文をどう入れようかと、レイアウトを試行錯誤する。パウチ部分はやっぱり囲みにするのがいいだろうか。背景に薄い色を敷くとか。……そうしてひとまずつくってみた案を見てみると、なんというか、PowerPointでつくったプレゼン資料のようだった。PowerPointに非があるわけではなく使う人間(私)の力量の問題なのだけど、あの特有の感じあるじゃん。そういう印象を受けてしまった。
デザインの力が圧倒的にないのはもうその通りなんだけど、A6判で、ある程度の余白が必要で(リソグラフ印刷は端にインクがのりづらいので)、できれば文字はあまり小さくしたくなくて、となると、できることはまあまあ限られてくる。その限られた中で試行錯誤するのがデザインの力であり、私に圧倒的にないものなのだけど。
先日NEUTRAL COLORSで見たインドネシアかどこかのリソグラフ印刷の雑誌、買っておけばよかったなあ……。
そうしてレイアウトで悩んでいると先へ進めない気がしたので、テキストを先に固めることにした。過去の日記から掲載するものを選んで、レイアウトに入れ込んで、内容を見直して、再編集して、調整して。それが終わって、レイアウトを調整。なんだかんだ時間がかかって、全部完成まではできなかった。明日の朝、仕上げよう。なぜなら明日印刷するから。そうすると、表紙データをつくるのは無理だな……シールを印刷して貼るか。あとで考えよう。
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TVerで『問題のあるレストラン』を配信しているのを知り、久しぶりに視聴(以下、ストーリーの言及と、ハラスメントの言及があります)。
久しぶりに見たら、ハラスメントと暴力の描写がだいぶきつかった。これは、ドラマの前に閲覧注意の事前アラートがほしかった。
「男性社会」の差別、偏見、暴力、抑圧に抗う女性(表象)の連帯を描いたドラマ。ストーリーの鍵となる深刻な加害行為については記憶にあったけど、それ以外にも全編にわたって女性(表象)の受けている被害の描写が直接的で大量でつらい。女装する人物を卑下・揶揄するような呼び方も出てくるし。1話から2話にかけては、ドラマの背景を伝えるためだろう、ハラスメント描写がこれでもかと盛り込まれる。身構えずに見たらくらった。身構えててもきついと思う。これが地上波でアラートなく流れていて、私も何の問題も感じずに見てたんだ……2015年。
そのぐらい細部を忘れていたけど(菅田将暉が出ていた記憶も全然なかった)(だからTVerで公開されていたのだとあとから知った)、私はこのドラマが好きだった。ビルの屋上で、みんなで暮らし、みんなでいい仕事をする、夢物語みたいな「連帯」が私は好きだった。最終回は今でも納得がいかないし、この登場人物たちと別れたくなかった。だから今回も最後まで見るつもりだけど、ちょっと身構えはしておこう。
あと、このドラマを見るといつも、このドラマの真木よう子の髪形をしたくなる。今回もそうで、次に美容院に行ったら相談してみようかなと思っている。ああいう、無造作っぽいけど無造作じゃない無造作ヘア、たいてい難しいけどな。