合間デー

先週美容院で切ってもらった髪形、日に日に気に入っている。今回は確たる要望がなくふわっとしたオーダーだったのだけど、それをこうしていい感じにしてくれるのがありがたい。ふわっとしていたあまり、切った直後に「いいですね!!」ではなく「うんうん、なるほど」寄りのリアクションになってしまっていたのが申し訳ない。クチコミ評価を書く欄があるので、そこでめいっぱい褒めをがんばることにしよう。

仕事がひと段落した合間デーなので、たまっていた日記を書くか、本を読むか、なんか計画するか、何をしようかな……と思っていたけどつい「客 ザ・ゲスト」を見はじめてしまい、最終話まで駆け抜けたら1日が終わってしまったパターンの日だった。それでもまあまあちょこちょこするべきこともしたし、猫の昼寝に付き添って寝る時間ももてたし、こうして日記も書いているし、0.5歩ぐらいは進んだ日ということにしよう。

妹の義両親を親類と呼ぶべきか知人と呼ぶべきか、距離感に迷うけど、お歳暮で柿の葉寿司をいただいたのでありがたくごちそうになった。初めて柿の葉寿司を食べたときの感動から販売店のメルマガを登録しているのだけど、昨今の経済状態を踏まえると自分で買えることはなかなかなかなか訪れない。超絶ありがたいごちそうだ。あっという間に完食。

今日はやけに猫がみゃうみゃう何かを訴えていた。ご飯はいつも通り出しいつも通り食べており空腹を訴えているとは考えづらいのだけど、さりとて甘えたい訴えにしては切実で、試しにおもちゃをふってみてもあくびされ、結局真意のほどは最後までわからなかった。

最後に「客 ザ・ゲスト」の簡単な感想を書いて寝ることにしよう。以下、順不同&ストーリーへの言及あり

日差しを受けてきらきら光る海面と砂浜

・おもしろかった! けどちょい長く感じた。ほぼ1時間×16話は、韓国ドラマではよくある話数(さらにいえば、1時間半近く×16話のものとかもあるなかで、決して長すぎはしない)だけど、「えっ、どうなるの、どうなるの」で引っ張られる時間をちょっと長く感じた。

・「えっ、どうなるの、どうなるの」でぐいぐい引っ張られはしたけど、パク・イルドの正体はおおむね予想通りだった。それでも、その「ゴール」にたどりつくまでの「道中」はとてもおもしろかった。

・「チェ・ユン、シャツをインしてもあの細さ……」に毎回目が釘付けになった。「コールドケース」のリリー・ラッシュに感じるそれととても近い。憧れるフォルム。

・ユグォンがとにかくいい。自分の限界をちゃんと知っているひと。それでいて大事な友達のためにいざというときには体を張るひと。このひとにはずっと生きていてほしかった。ファピョンのヒョンでいてほしかった。このひとの行く末がとにかく残念だった。

・同様に、コ先輩のひとのよさったらなかった。こんなに守ってくれる先輩、そうはいない(何かというと恋愛、結婚を口にするのは勘弁してほしいが)。コ先輩は何度もひどい目にあったけど、最後まで元気でいてくれてよかった。

・3人が3人とも責任感が強くがんこで、いざとなれば自分が背負い込むというタイプ——というのは人間としては信頼に値するけど、ストーリーとしてはやきもきする。
「お互いを思い合うあまり自分の傷を隠す」「あいつを守るために自分がひとりでやる」みたいなのはパク・イルドを利するだけであって、3人が情報を共有し最適解を検討するのが一番効果的だろうに、と考えてしまう。
もっともストーリー上、3人は信頼関係がないどころかむしろ逆みたいな関係から入っていくし、後半ではお互いに疑念を抱き合うところもあり、なんでも情報を開示するような関係ではなかったと言われればそれはそうなんだけど……。

・悪霊に呪いをかけられるものの、それをひた隠しにするユン。私がユンだったら「悪霊にこんなこと言われたんだけど、さてどうしようか」とさっさと言うだろうし、「この傷、幻じゃない? 見えてる??」と見せてみるだろう。でも、そういうタイプのキャラクターはおそらく連続ドラマにはならないだろう。

・ギルヨンが警察であることが有効に働く場面が幾度もあるけど、それは警察権力の大きさの裏返しであって、冷静に考えるとちょっとひやっとするものがある(これはこのドラマに限らないけど)。

・私の初チョン・ウンチェは「アンナ」のヒョンジュだった。あの、金で買えるものは何でも持っていることを悪びれないひとの笑顔がとても印象的だった。再会したユミにあっけらかんと話しかけるけど無邪気なわけでは決してないヒョンジュ。すんごいはまってると思った。次に見たのが「パチンコ」で、今作が3回目だと思う。ほとんどのシーンで笑わないギルヨン。全然別人で、俳優さんすごい。

・最初の数話はわりとファピョン寄りの心情だったんだけど、突っ走るファピョンにだんだんイラッとするようになってしまった。かといってユンやギルヨンに感情移入するかというとそういうわけでもない。感情移入という面ではユグォンやコ先輩のほうがはるかにしてた。それでも、ファピョンにはユグォンと一緒に楽しく暮らしてほしかったんですよ……。

・パク・ホンジュまわりの話はちょっと消化不良な感じがした。ストーリーとしてパク・イルド候補を出す必要があっただろうし、悪霊とつながり犯罪も辞さない人物が議員であることの恐ろしさを描くのも大事だけど、結果的に描ききれていなかった気がした。ホンジュの悪意の由来、パク・イルドやヤン神父とのつながりなどがよくわからないままで、もったいなかった。殺されてしまった女性、残された夫と子供も不憫。

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