冬の終わり

寒い季節の何がいいって、ちょっとした買い物ぐらいならコートとダボダボズボンで部屋着をコーティングして出かけられるとこよ。新型コロナウイルス対策としても機能するし。冬が終わるということは、それができなくなるということだ。ちょっとした買い物であっても、服を着替えて出かけなければいけなくなる。毎年それがつらい。

今年は3月こそまあまあ寒かったものの、冬らしい厳寒がほとんどないまま、あたたかさを越えて暑さを感じるようになってしまった。もうコートを着られないどころか長袖も厳しくなっている。「外に出たらシャワー必須」の時期も遠くなさそうでげんなりする。

たまたま見かけた井の頭自然文化園[公式]のツイートに、〈(フジの花に)訪れたのはクマバチ。フジの花は、蜜の場所を花びらで固くフタをしていて、力の強いクマバチが専門で蜜を吸い、その時に中に隠れていた花粉がお腹について受粉を助ける事になります〉とあった。確かにフジの花のまわりではクマバチをよく見るなあと思っていた。そういう理由があったんだ。

そして〈クマバチはめったに人を襲う事はありません〉とも書かれていた。クマバチはでかいし、私は虫がこわいから、見かけたときはいつもひたすらびくびくしていた。けど、もっと早く知っていたらもっとうまくやれたのかも。でもそれはこっちだけの都合であって、クマバチにとっては私(人間)がこわいのは変わらないものな……こっちはびくびくしてるぐらいでよかったのかもしれない。

4月末で「トッケビ」の配信が終わってしまうのだそうだ。私はあのドラマがなんだかんだ好きだ。トッケビの情緒不安定ぶりには致し方ないとはいえ思うところがある(なんといってもチ・ウンタクはまだ19歳で、トッケビはいい年もいい年のアジョシなのだ)けどいいキャラクターだし、たくましさと愛らしさが同居するチ・ウンタクもかわいい。何より私は、死神とサニーが好きなのだ(だから12話から13話にかけてはいつも気が重くなるし、14話ではほろりとする)。

だから終了前に見ておきたいと、少し前から少しずつ視聴している。でも「今ちょっとこういう気分じゃないな……」という日が続き、開いたのが「寄生獣—ザ・グレイ—」だった。めっちゃおもしろかった。続きを待ってるし、もう1回見る。

【今日読んだもの】
北村教授への誹謗中傷について、東京地裁が加害者に220万円の高額賠償判決を命じました(武蔵小杉合同法律事務所、2024/4/17)
http://www.mklo.org/archives/1952

〈北村紗衣先生のコメント
(略)
現在の日本では、ネットで他人に対して誹謗中傷や嫌がらせを行い、被害者から訴訟を起こされるとお金を募って多額の寄付金を集めるという行為が横行し、もはや一種のビジネスモデルと言えるような状態になっています。こうした人々が訴えられて敗訴したとしても、賠償金の金額は通常少額です。名誉毀損を行った当人の手元には、賠償金や裁判費用を払った後も寄付で集めたお金が残ります。訴えた被害者が苦しみに耐えた人生の時間、裁判で戦うために苦労した時間は戻ってきません。訴訟をして判決で勝てたとしても、加害者は結局もうかります〉

北村教授への誹謗中傷について、東京地裁が加害者に220万円の高額賠償判決を命じました(武蔵小杉合同法律事務所、2024/4/17)
http://www.mklo.org/archives/1952

これを、苛烈な誹謗中傷や嫌がらせを受けた被害者が裁判を通じて訴えなければならない現実。本来なら政治やマスメディアがまっさきに仕事すべきことのはずなのに。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です