意志ある命、アイス、梅酒、ゲーム

何の予定もない土曜日。午前中は猫と遊んだ。先日購入した洋服のタグを止めていた紐が猫の好みに合い、久しぶりによく遊ぶおもちゃとなっている。そのあとはタオルケットの山の上で寝ていた。買い物から帰ってきた母に、「最近山の上で寝るのが好きだね」と言われた。やっぱり季節は動いているんだ。窓から外を眺め、外から入ってくるにおいをかぎ、日光を浴びて、寝る場所を自分で選んでいる猫は、確かにそこにあるひとつの命で、ひとつの意志ある存在なんだ……ということをぼんやり考えていたら、じわっと目が熱くなった。

午後は仕事をしていたが、窓から差し込む緑のにおいに誘われて外に出た。今日は自転車ではなく歩こう、でもせっかくならアイスを買って帰ろうと、冷凍庫の空きを確認し、大きめの保冷剤を持って出かけた。図書館で本を返し、コンビニでネップリジンを印刷して、アイスを選ぶターンになった。複数の店を周りアイス売り場を眺めたものの、高くなったり小さくなったりしているアイスを見るうちに購入意欲が急速に冷め、結局買わずに帰った。

仕事が1件終わって、久しぶりに梅酒を出して飲んだ。アルコールを摂取すればもうその日は何もできなくなる。それを承知で、それでもなんとなく飲みたかった。今週の「虎に翼」を見返し、ためこんだブラウザのタブを消化して、あとはゲームをして過ごした。パラレルの通話ルームでナンプレで遊べることに気づき、始めてしまったのがよくなかった。問題自体は簡単で、タイムを競うものになっている。クリアしてリトライ、クリアしてリトライ、その反復が止まらず、だいぶ時間を溶かしてしまった。今日はそもそも飲酒していた時点で終了だからいいけど、さすがに時間を溶かしすぎた。

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