9月最初の月曜日

インボイス制度についてのニュースを見て、インボイス制度反対の署名手交&緊急提言の動画中継を見て、内容をメモしながら思うところを書いて、気分を重くしていたら、1日の大部分が終わってしまった。

私はこういう経験をした経緯から、当該団体の行動には賛同する気持ちになれない。この日の提言でも、差別・排外言説をとる藤井聡を登壇させているわけで、結局あれから何も変わっていないのだと思えばなおさらだ。

それでも私は私でインボイス制度には反対だし、こうして多数の署名を集めた尽力には敬意を払うし、差別・排外言説には抗う。

そして、当該団体の活動ポリシーに賛同できるかどうかにかかわらず、インボイス制度反対は個々が個々の言葉でその意志を発していくことが大事だと思っている。生存が危ぶまれることになるような法律には、誰でも「反対」と言っていいんだって思ってほしいと思っている(ましてやこの制度は、悪いところしかないといっていいぐらい杜撰で邪悪な法律なのだから)。

しかし残念だったのは、今日取材に来ていたメディアからひとつも質問が出なかったことだ。
司会は「質問が出ないほど熟知されているということで」と皮肉っていたけど、「ほんとそういうことなんですよね??? ねえ???」と問い詰めたくなる。

今日の話を聞いていれば、「消費税は『預かり税』であり、預かったものを収めないのはおかしい」というデマがデマであることが理解できたはずで、今後のマスメディアの報道から「益税」なる中傷ワードやそれに類する説明が出てくるわけがないはずだ。そうであることを願う。

今日、税理士の湖東氏の話を聞いていて改めて認識したのは、日本の「消費税」と世界各国の「消費税」は違う仕組み、違う性質の税であること。そしてそれと同様に、日本の「インボイス制度」と世界各国の「インボイス」はまったく違うものであること。まったく違うものだから、「世界では取り入れられていますよ」と言われたところで「それ、違うものですから(比較に意味がないですよ)」となるということ。なのにそこを混同させるような用語設定をわざとして、「世界では取り入れられていますよ」という言い訳を成立させようとしていること。徹頭徹尾邪悪だよ……。

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