遠くにいきたい

2020年4月7日(火)

日曜の夜だったっけ、月曜の日中だったっけ、「緊急事態宣言の発令へ向けて準備することを本格的に検討すると表明」みたいな報道を目にして、何段階突っ込まにゃならんのだと思った。昨日今日だけの話ではないけれど、脱力して、腹が立って腹が立って、悲しくなって、また腹が立って、その合間に猫と遊びながら仕事をしている感じで、何にも集中できない。

しかし、いま請けている仕事は校閲。集中が肝要な仕事。1カ月近くひたすら校閲を続けるというのは、こういう状況でなくてもなかなかにハードだ。ほかの仕事だって集中は必要だけど、この仕事は終日針の穴に糸を通すような感じというか、はりつめ方が違う。校閲を長年続けていらっしゃる方、校閲専業の方の負荷はいかばかりかと想像する。

ともあれ、いまはとにかく、目の前の仕事をきちんと遂行することに集中するしかない。新しい仕事の話がぱったり途絶えているので、もしかしたらこれが当面最後の収入になるやもしれない。これもいまに限らずだけど、とにかく1つひとつの仕事をきちんと納めることだ。それしかない。

「いだてん」の再放送が始まったので、月曜から水曜は18時を夕ご飯の時間にした。「いだてん」を見ながらご飯を食べて、早めに風呂に入る。冬は浴槽にお湯をはって防水スピーカーを持ち込み、ナンプレに勤しむのが至福の時間だ。書いてて思ったけどもう冬じゃないな。お湯はり、いつまでにするか。

至福タイムから現実に戻ると、猫は吐いているし、メディアの向こうには目を背けたくなる世界が広がっている。アルコールの缶をぷしゅっとしてしまったので、今日はもう、閉店ガラガラ。

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